3904東証グロース情報・通信業
株式会社カヤック
年初来安値 ¥374年初来高値 ¥606
¥604
2026-07-09 時点・参考値
時価総額 97.3億円
年初来 安値 / 高値
¥374 / ¥606
50日 / 200日移動平均
407 / 462
β(市場感応度)
0.95情報・シグナルではない
実測売買代金(10日)
¥8.4百万/日・出入口=流動性
平均出来高(10日 / 90日)
13,920 / 18,203
機関 / 内部者 保有
3.5 / 62.3%
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時価総額23位
97.3億円
発行済 16,108,800株
PER(実績)6位
14.2
株価÷実績EPS
PBR(実績)7位
1.62
BPS ¥374
実質PER8位
10.66
現金控除後の割安度
益回り(EBIT/EV)
%
EBIT÷企業価値
FCF利回り
%
フリーCF÷時価総額
ROIC13位
16.0%
投下資本利益率
ROE(実績)18位
12.1%
有報 報告値
営業利益率21位
5.3%
営業益 10.7億
自己資本比率18位
42.5%
配当利回り5位
0.65%
実績1株配当ベース
EPS(実績)
42.6
25/12期

RESULTS 直近業績(25/12期・単年)

損益(PL)
売上高
200.9
前年比 +20.1%
営業利益
10.7
前年比 +199.2%
経常利益
8.5
前年比 +111.6%
純利益
6.8
前年比 +358.8%
財政状態(BS)
総資産
135.6
前年比 +5.3%
純資産
63.0
前年比 +4.5%
現金
52.5
前年比 +9.8%
有利子負債
32.3
前年比 -1.2%
キャッシュフロー(CF)
営業CF
9.3
前年比 +524.6%
投資CF
0.9
前年比 +109.1%
財務CF
-5.8
前年比 -161.9%
フリーCF
4.1
前年比 +206.2%
直近1年の実額と前年比(億円)。PL=稼ぐ力/BS=財務の厚み/CF=現金の出入り。推移は下の各カードで確認できます。出所: 有報 連結PL/BS/CF
JINGI 解析 / 無料
読解タイプ広告アプリ広告主依存の多角化クリエイティブ復調型

カヤックは「面白法人」を掲げ、スマホ向けハイパーカジュアルゲームの広告収益を核に、広告受託(面白プロデュース)、eスポーツ、地方創生(ちいき資本主義)、出版・ブライダル等を21社の子会社で束ねる多角経営。稼ぎ頭はゲームで、2025年12月期の売上200.9億円のうちゲームエンタメ111.8億円が過半を占める。同社開示ではAppLovin1社への売上43.9億円(21.9%)、Mintegral13.5億円(6.8%)と、収益は海外アドネットワーク数社に集中する。財務は営業利益率が2024年の2.1%から2025年に5.3%へ、営業利益は前年比199.2%増と急回復し、営業CFが純益をほぼ裏打ち(利益の質は高い)。自己資本比率42.5%、ネットキャッシュ約20億円と手元は厚い一方、有利子負債32.3億円やのれん4.5億円も抱える。創業者柳澤氏23%を軸に上位10株主で69.5%、浮動株は29.2%と薄い。数字は復調したが、稼ぐ構造は外部プラットフォーム次第という留保付きの型。

✓ 営業増益>増収(+199.2%>+20.1%)✓ 営業CFが純益を裏打ち(CFO/純益 平均0.99x)▲ 実質浮動株29.2%

営業増益>増収(+199.2%>+20.1%)。利益成長が売上成長を上回る

営業CFが純益を裏打ち(CFO/純益 平均0.99x)。計上益がキャッシュで裏付けられる=利益の質が高い

実質浮動株29.2%。機関サイズは出口に厚み制約(流動性・出入口)

Deep Research / 無料公開分 なぜこの株価か・罠か安全域か

一次開示(有報)から「なぜこの株価か」を一つずつ解きほぐします。各回答は結論の一文を太字にし、詳細をその後に。専門用語はできるだけ避けています(「安全域」=株価が下値を守れる余裕、「罠」=バリュートラップ=割安に見えて構造的に割安な状態)。

① まず立てる仮説(看板 vs 実体)

看板は「面白法人カヤック=ハイパーカジュアルゲーム世界的強者」。実体は、広告収益がAppLovin等の海外プラットフォーム3社に集中し、その周りに面白プロデュース・eスポーツ・地域・葬儀・出版など21子会社が寄り集まった複合型。2024年に一度純益が9.25円まで崩れ、2025年に42.63円へ急回復。この回復が構造か反動かを、利益の質と集中リスクで叩くのが本稿の仮説。

リサーチ1堀(真似されにくい強み)は何か。それは利益率・ROICにどう表れ、5年推移とセクター比でどちらへ動くか。事業の質

堀の中核は、世界のアプリDL数ランキングで5年連続日本企業1位というハイパーカジュアルゲームの量産力(2025年DL数3.46億件、過去最高)と「面白法人」ブランドによる人材・案件の引き寄せ。ただし数字上の堀は限定的。粗利率は54.32%と制作会社としては厚いが、ROICは15.96%で、5期のROEは29.0→19.2→10.0→2.7→12.1と乱高下。2024年に純利益率0.89%まで落ちた事実が示すのは、広告単価やタイトルの当たり外れに業績が振られる『安定した堀』ではなく『振れる稼ぐ力』。方向はセクター(情報通信)平均比で明確な優位とは言えず、正常化水準を測りにくい。

定点観測 DL数の年次伸び率、ハイパーカジュアルの広告eCPM(1000回表示単価)動向、面白プロデュースの高付加価値案件比率が次期開示で示されれば堀の強弱が判別できる。
リサーチ2オーナー利益(FCF)は会計純益とどう違い、その差(設備投資/運転資本/非現金)は堀の証拠か脆さの兆候か。利益の実在

2025年のオーナー利益(FCF)は407.8百万円、純益683.9百万円に対しFCFマージン2.03%と薄い。差の主因は設備投資が償却の2.68倍に膨らんだこと(コンテンツ・拠点投資)。これは堀の証拠というより、稼ぐために投資を先行させている段階の姿。より問題なのは前年2024年で、営業CF率が−1.31%・現金変換−1.47と営業CFがマイナスに沈んだ。単一年で見れば脆さの兆候だが、5期累計営業CF4,092.6百万円と平均現金変換0.99は、通期でならせばキャッシュは概ね付いてくることを示す。つまり『年ごとの振れは大きいが、長期では利益がキャッシュ化する』二面性。

定点観測 設備投資の高止まりが続くか一巡するか、運転資本(受託開発の売掛回収)が広告収益中心化でどう動くか。
リサーチ3収益源の集中/分散は(主要顧客/取引先/単一サービス/キーマン)。一本足なら、どう折れるか。依存・集中

集中は顧客側で顕著。単一セグメント(デジタルコンテンツ)だがサービスは5本柱。最大の稼ぎ頭ゲームエンタメ売上11,184百万円(全体の約56%)の広告収益が、AppLovin 4,395.9百万円(売上の約22%)、Mintegral 1,357.5百万円、Unity 686.9百万円の海外プラットフォーム3社に依存。この上位数社で連結売上の3割超が動く一本足に近い構造で、AppLovinの広告需要・単価が縮めば全社が揺れる。地域も米国5,435.9百万円・アジア1,640.7百万円と海外が約4割で、為替・現地規制の影響も受ける。キーマンは創業者・柳澤氏で、理念・ブランドが個人色に依存する属人リスクも残る。

定点観測 AppLovin向け売上の構成比の増減、上位顧客の入替(前期3位AdMob→当期Unityへ交代済)、単一プラットフォーム比率が20%を超え続けるか。
リサーチ4現金を除いた実質の倍率(実質PER/PBR/益回り)はどの水準で、なぜそう出るか。純現金や自己資本の厚みなど、その水準の背景にある事実は何か。バリュエーション

実質PERは10.66倍(表面PER14.17倍より低い)、PBR1.62倍。この差は純現金の厚み——ネットキャッシュ2,020百万円が時価総額9,310百万円の約2割を占め、現金を除いた事業本体の倍率が下がるため。BPS373.8円に対し株価604円でPBR1.62倍は、純資産に約6割のプレミアム=『資産の裏付けより将来の稼ぐ力を市場が織り込んでいる』水準。ただしその稼ぐ力は2024年に純益0.89%まで崩れた実績を持つため、プレミアムの根拠は薄い。FCF利回りはデータ上null(FCF407.8百万円÷時価総額9,310百万で約4.4%相当)。純現金は厚いが、事業の振れが大きく倍率評価が定まりにくい。

定点観測 実質PER算定の前提益(回復後42.63円)が持続するか、ネットキャッシュが新規投資で減少して実質倍率が切り上がるか、PBRプレミアムを正当化する利益率定着。
リサーチ5安く見える理由は一時的な要因(悲観の行き過ぎ)によるものか、構造的な要因(=罠)によるものか。冒頭の看板vs実体の見立てを、上の証拠でどう改訂するか。両読みとそれぞれの論拠は。統合

実質PER10.66倍・EV/EBIT約3.8倍相当が『安く見える』理由は、一時的悲観と構造的要因の混合。一時的側:2024年に純益9.25円まで落ちた直後で、市場が回復(2025年42.63円)を十分織り込んでいない可能性。構造的側(罠寄り):①売上の約22%がAppLovin1社頼みという集中、②ハイパーカジュアルの当たり外れによる業績の激しい振れ(ROE2.7→12.1)、③21子会社の減損常在、④売買代金8.41百万円の薄商い。冒頭の看板『ゲーム世界的強者』は、DL数日本1位という点で本物だが、その収益が外部プラットフォームの単価に左右される『他人の土俵の強者』である点を実体は示す。改訂後の見立て:複利の効く高ROIC堀ではなく、純現金で下支えされた振れの大きい複合企業——安さは悲観の行き過ぎと構造的割引の両方を含む。

定点観測 回復益の持続(2期連続二桁ROE)、AppLovin依存度の低下、営業CFの安定化。逆にどれか一つでも崩れれば構造的割引側の読みが強まる。
② 結び:罠か、安全域か(証拠で見直した結論)

暫定の見立て『ゲーム世界的強者』は、DL数日本1位という実績で看板は本物だが、収益の柱がAppLovin等海外プラットフォーム3社(売上の約22%+α)の広告単価に握られた『他人の土俵の強者』であり、周りに減損を出す子会社群を抱える振れの大きい複合企業、と改訂する。強気の読み:純現金2,020百万円・自己資本比率42.5%の下支えがあり、2024年の谷から2025年に営業益+199.2%で正常化途上、実質PER10.66倍は悲観の行き過ぎ。弱気の読み:ROE2.7→12.1の激しい振れ、プラットフォーム依存、のれん減損常在、売買代金8.41百万円の薄商いは構造的割引の正体。どちらに転ぶかは回復益の持続性が握る。

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正常化利益・資本配分・関連当事者(富の抜き取り)・理論株価・下方シナリオ 等。各答えは開示に接地し、反証(定点観測)を必ず添えます。
情報提供であり売買を推奨するものではありません。各回答は開示事実に接地し、判断は読者に委ねます(両論・定点観測つき)。

FINANCIALS 業績推移(5期・有報)

指標21/1222/1223/1224/1225/12
売上高(百万)12,56616,50217,46716,72820,095
営業利益(百万)3581,071
経常利益(百万)1,2651,2131,039402850
純利益(百万)829780511149684
EPS(円)54.550.132.09.342.6
1株配当(円)3.93.93.93.93.9
営業利益率(%)2.15.3
ROE(%)29.019.210.02.712.1
自己資本比率(%)41.843.946.342.942.5

BALANCE SHEET 財政状態推移(5期・有報)

指標21/1222/1223/1224/1225/12
総資産(百万)7,85310,98011,68012,87513,557
純資産(百万)3,5915,3365,9306,0276,297
流動資産(百万)8,9509,994
流動負債(百万)4,7725,373
現金(百万)2,4594,2605,0044,7805,250
有利子負債(百万)3,2683,230
ネットキャッシュ(百万)1,5122,021
BPS(円)215.2302.2335.5342.6373.8
自己資本比率(%)41.843.946.342.942.5
総資産の伸びと純資産の厚み、現金と有利子負債の差(ネットキャッシュ)で財務の安全性を読む。自己資本比率が高く現金>有利子負債なら財務は相対的に堅い(借入依存が小さい)。出所: 有報 連結貸借対照表

CASH FLOW キャッシュフロー推移(5期)

キャッシュフロー21/1222/1223/1224/1225/12
営業CF(百万)4901,7671,123-220933
投資CF(百万)13-909-354-95487
財務CF(百万)-572932-36930-576
営業CFがプラスで安定=利益がきちんと現金化。営業CFが継続してマイナスなら本業が現金を生めていない兆候(投資CFのプラスは資産売却による場合あり)。出所: 有報 連結CF計算書

解析 / 時間軸 グラフで見る(5年の軌跡)

水準の一点でなく軌跡で読む(原則8)。稼ぐ力 → 現金 → 1株の価値 → 財政状態の順に並べています。各グラフはカーソルを載せると年ごとの数値が出ます。詳細な数値は各セクションの表に併記。

表示形式:(選択は次回も保持・%系は補助線のまま)

① 稼ぐ力 ― 成長・収益性・資本効率

売上高・純利益(億円)
0億100億200億300億 21/1222/1223/1224/1225/1221/12 ・ 売上高 126億 ・ 純利益 8億22/12 ・ 売上高 165億 ・ 純利益 8億23/12 ・ 売上高 175億 ・ 純利益 5億24/12 ・ 売上高 167億 ・ 純利益 1億25/12 ・ 売上高 201億 ・ 純利益 7億
売上高純利益
規模(売上)と最終利益。売上が伸び利益も連動して増えているか。差の開き=利益率の変化。
利益率トレンド(%)
0%20%40%60% 21/1222/1223/1224/1225/1221/12 ・ 粗利率 — ・ 営業利益率 — ・ 純利益率 6.6%22/12 ・ 粗利率 — ・ 営業利益率 — ・ 純利益率 4.7%23/12 ・ 粗利率 — ・ 営業利益率 — ・ 純利益率 2.9%24/12 ・ 粗利率 54.0% ・ 営業利益率 2.1% ・ 純利益率 0.9%25/12 ・ 粗利率 54.3% ・ 営業利益率 5.3% ・ 純利益率 3.4%
粗利率営業利益率純利益率
利益率が安定〜上昇なら価格決定力・コスト管理が効く。低下は競争激化や一過性費用を疑う。
ROE・ROA・ROIC(%)
0%10%20%30% 21/1222/1223/1224/1225/1221/12 ・ ROE 29.0% ・ ROA 10.6% ・ ROIC —22/12 ・ ROE 19.2% ・ ROA 7.1% ・ ROIC —23/12 ・ ROE 10.0% ・ ROA 4.4% ・ ROIC —24/12 ・ ROE 2.7% ・ ROA 1.2% ・ ROIC 1.7%25/12 ・ ROE 12.1% ・ ROA 5.0% ・ ROIC 7.2%
ROEROAROIC
資本効率。ROEが高くてもROAが低ければレバレッジ依存。ROIC(投下資本利益率)は本業が投下資本をどれだけ稼ぎに変えたか=事業そのものの効率。

② 現金の生成と使い方(キャッシュフロー)

キャッシュフロー(億円)
-10億0億10億20億 21/1222/1223/1224/1225/1221/12 ・ 営業CF 5億 ・ 投資CF 0億 ・ 財務CF -6億22/12 ・ 営業CF 18億 ・ 投資CF -9億 ・ 財務CF 9億23/12 ・ 営業CF 11億 ・ 投資CF -4億 ・ 財務CF -0億24/12 ・ 営業CF -2億 ・ 投資CF -10億 ・ 財務CF 9億25/12 ・ 営業CF 9億 ・ 投資CF 1億 ・ 財務CF -6億
営業CF投資CF財務CF
営業CFがプラスで安定=本業が現金を生む。投資CF−は成長投資、財務CF−は返済・還元。
フリーCF(営業CF−設備投資・億円)
-10億0億10億20億 21/1222/1223/1224/1225/1221/12 ・ フリーCF 5億22/12 ・ フリーCF 18億23/12 ・ フリーCF 11億24/12 ・ フリーCF -4億25/12 ・ フリーCF 4億
フリーCF
オーナー利益の目安。継続プラスなら配当・自社株買い・無借金化の原資。マイナス続きは要警戒。
設備投資・減価償却(億円)
0億2億4億6億 21/1222/1223/1224/1225/1221/12 ・ 設備投資 — ・ 減価償却 —22/12 ・ 設備投資 — ・ 減価償却 —23/12 ・ 設備投資 — ・ 減価償却 —24/12 ・ 設備投資 2億 ・ 減価償却 2億25/12 ・ 設備投資 5億 ・ 減価償却 2億
設備投資減価償却
再投資の強度。設備投資が減価償却を上回る=成長投資の局面、下回る=維持・回収局面。資産の重い/軽いビジネスかも見える。
利益の質(営業CF÷純利益・倍)
-2倍-1倍0倍1倍2倍3倍 21/1222/1223/1224/1225/1221/12 ・ 営業CF/純利益 0.59倍22/12 ・ 営業CF/純利益 2.27倍23/12 ・ 営業CF/純利益 2.20倍24/12 ・ 営業CF/純利益 -1.47倍25/12 ・ 営業CF/純利益 1.36倍
営業CF/純利益
1倍前後以上なら利益がきちんと現金化。継続して1倍を大きく下回ると会計利益と現金の乖離を疑う。

③ 1株の価値と株主還元

EPS(1株利益・円)
0円20円40円60円 21/1222/1223/1224/1225/1221/12 ・ EPS ¥5422/12 ・ EPS ¥5023/12 ・ EPS ¥3224/12 ・ EPS ¥925/12 ・ EPS ¥43
EPS
1株あたりの稼ぐ力。右肩上がりが理想。増資による希薄化で伸び悩むなら発行株数も確認。
配当・配当性向
0円1円2円3円4円0%20%40%60% 21/1222/1223/1224/1225/1221/12 ・ 1株配当 ¥4 ・ 配当性向 7.2%22/12 ・ 1株配当 ¥4 ・ 配当性向 7.8%23/12 ・ 1株配当 ¥4 ・ 配当性向 12.2%24/12 ・ 1株配当 ¥4 ・ 配当性向 42.2%25/12 ・ 1株配当 ¥4 ・ 配当性向 9.1%
1株配当配当性向
配当の増加基調と配当性向(利益の何%を配当)。高すぎ(100%超)は無理な配当、低すぎは内部留保重視。

④ 財政状態・安全性(バランスシート)

総資産・純資産(億円)
0億50億100億150億 21/1222/1223/1224/1225/1221/12 ・ 総資産 79億 ・ 純資産 36億22/12 ・ 総資産 110億 ・ 純資産 53億23/12 ・ 総資産 117億 ・ 純資産 59億24/12 ・ 総資産 129億 ・ 純資産 60億25/12 ・ 総資産 136億 ・ 純資産 63億
総資産純資産
規模の拡大と純資産(自己資本)の厚み。純資産が着実に増えていれば毀損より蓄積のフェーズ。
BPS・自己資本比率
0円100円200円300円400円0%20%40%60% 21/1222/1223/1224/1225/1221/12 ・ BPS ¥215 ・ 自己資本比率 41.8%22/12 ・ BPS ¥302 ・ 自己資本比率 43.9%23/12 ・ BPS ¥335 ・ 自己資本比率 46.3%24/12 ・ BPS ¥343 ・ 自己資本比率 42.9%25/12 ・ BPS ¥374 ・ 自己資本比率 42.5%
BPS自己資本比率
BPS(1株純資産)の積み上がり=内部留保の蓄積。自己資本比率が高いほど財務の安全度が高い。
流動資産・流動負債(億円)
0億50億100億0%50%100%150%200% 21/1222/1223/1224/1225/1221/12 ・ 流動資産 — ・ 流動負債 — ・ 流動比率 —22/12 ・ 流動資産 — ・ 流動負債 — ・ 流動比率 —23/12 ・ 流動資産 — ・ 流動負債 — ・ 流動比率 —24/12 ・ 流動資産 89億 ・ 流動負債 48億 ・ 流動比率 187.5%25/12 ・ 流動資産 100億 ・ 流動負債 54億 ・ 流動比率 186.0%
流動資産流動負債流動比率
短期の支払い余力。流動資産が流動負債を十分上回る(流動比率が高い)ほど短期の安全性が高い。
固定資産・固定負債(億円)
0億10億20億30億40億0%20%40%60%80% 21/1222/1223/1224/1225/1221/12 ・ 固定資産 — ・ 固定負債 — ・ 固定比率 —22/12 ・ 固定資産 — ・ 固定負債 — ・ 固定比率 —23/12 ・ 固定資産 — ・ 固定負債 — ・ 固定比率 —24/12 ・ 固定資産 39億 ・ 固定負債 21億 ・ 固定比率 65.1%25/12 ・ 固定資産 36億 ・ 固定負債 19億 ・ 固定比率 56.6%
固定資産固定負債固定比率
長期の資産と負債(固定資産=総資産−流動資産、固定負債=総負債−流動負債)。固定比率(固定資産÷自己資本)が100%以下なら長期資産を自己資本で賄えており財務は保守的。
現金・有利子負債(億円)
0億20億40億60億 21/1222/1223/1224/1225/1221/12 ・ 現金 25億 ・ 有利子負債 —22/12 ・ 現金 43億 ・ 有利子負債 —23/12 ・ 現金 50億 ・ 有利子負債 —24/12 ・ 現金 48億 ・ 有利子負債 33億25/12 ・ 現金 53億 ・ 有利子負債 32億
現金有利子負債
手元資金と借金の推移。現金が有利子負債を上回れば実質無借金。借金が膨らむトレンドは財務リスク。
ネットキャッシュ(現金−有利子負債・億円)
0億20億40億60億 21/1222/1223/1224/1225/1221/12 ・ ネットキャッシュ 25億22/12 ・ ネットキャッシュ 43億23/12 ・ ネットキャッシュ 50億24/12 ・ ネットキャッシュ 15億25/12 ・ ネットキャッシュ 20億
ネットキャッシュ
現金から借金を引いた実質手元資金。プラスで増加=手元の純現金が厚いことを表す。マイナスは有利子負債が現金を上回る状態。
のれん・無形資産(億円)
0億5億10億 21/1222/1223/1224/1225/1221/12 ・ のれん — ・ 顧客関連資産 —22/12 ・ のれん — ・ 顧客関連資産 —23/12 ・ のれん — ・ 顧客関連資産 —24/12 ・ のれん 9億 ・ 顧客関連資産 —25/12 ・ のれん 5億 ・ 顧客関連資産 —
のれん顧客関連資産
買収で積んだ無形。事業が悪化すると減損で自己資本を削るリスク。純資産に対して大きいほど注意。
出所: 有価証券報告書(主要な経営指標等・本表)を構造化し算出。原則8=時間軸で読む。情報提供であり売買推奨ではありません。

解析 / 時間軸 5年軌跡(スナップショットが隠す推移)

指標21/1222/1223/1224/1225/12
純利益率(%)6.64.72.90.93.4
ROE(%)29.019.210.02.712.1
ROA(%)10.67.14.41.25.0
総資産回転(回)1.601.501.501.301.48
営業CF率(%)3.910.76.4-1.34.6
営業CF/純益(倍)0.592.272.20-1.471.36
配当性向(%)7.27.812.242.29.2
売上 前年比(%)31.35.8-4.220.1
純資産 前年比(%)48.611.11.64.5
単年の水準でなく軌跡(時間軸)で読む層。増収率・純資産の前年比・営業CF率の年次推移から、加速か失速か・蓄積か毀損かを見る。出所: 有報 主要な経営指標等(5期)。原則8=時間軸。

DIVIDEND 配当・株主還元(実績5期)

21/12
¥3.9
22/12
¥3.9
23/12
¥3.9
24/12
¥3.9
25/12
¥3.9
配当利回り 0.65%・配当性向 9.2%・連続増配 —年出所: 有報 1株当たり配当(EDINET)

解析 / 数値 数値で見る質(FCF・資本効率・複利)

FCF(オーナー利益)
4.1
FCF利回り
%
ROIC13位
16.0%
EV / EBITDA
粗利率
54.3%
アクルーアル比率
-1.9%
売上CAGR
12.4%
EPS CAGR
-6.0%
FCF・資本効率(ROIC/EV倍率)・複利(CAGR)・利益の質(アクルーアル)を一次データから算出。売上CAGRとEPS CAGRの差は成長が1株利益に乗っているかの目安、アクルーアル比率が大きく+なら会計利益とキャッシュの乖離に留意。赤字・CF流出時は該当指標を算定せず「—」で示す。情報提供であり売買推奨ではありません。

解析 / 数値(全量) 全数値指標

利益の質・収益性
純利益率
3.4%
ROA
5.0%
総資産回転
1.48
実効税率
36.3%
現金変換(CFO/営業益)
0.87
CFO/純益(平均)
0.99
累計営業CF
40.9
FCFマージン
2.0%
EV・資本コスト・複利
EV
EV/EBIT
EV/売上
益回り(EBIT/EV)
%
維持capex(capex/減価)
2.68
BPS CAGR
14.8%
ソルベンシー・還元・希薄化
流動比率
1.86
純負債/EBITDA
-1.60
インタレストカバレッジ
39.8
債務返済年数
3.5
配当性向
9.2%
連続増配
希薄化率
%
浮動株時価
すべて一次データ(有報+株価)から算出。赤字・CF流出時は該当指標を算定せず「—」で示す(割高・割安の断定はしません)。情報提供であり売買推奨ではありません。

解析 のれん・無形/減損リスク

のれん
4.5億
顧客関連資産
—億
無形合計 4.5億(のれん+顧客関連)。M&Aで積んだ無形が相応にあり、事業の趨勢が崩れると減損リスクが自己資本に効く点に留意。出所: 有報 連結BS

解析 大株主・浮動株(出入口)

浮動株比率
29.2%
発行済−上位10−自己株
支配株主
柳澤 大輔
23.0% 保有
1. 柳澤 大輔23.0%
2. 貝畑 政徳19.5%
3. 久場 智喜16.3%
4. ㈱カインズ3.5%
5. ㈱日本カストディ銀行(信託口)3.0%
6. 渡邊 信太郎1.2%
7. 山田 智則1.0%
8. JPモルガン証券㈱0.7%
9. 松井証券㈱0.7%
10. 望月 重孝0.6%
上位10で 69.5%・発行済 16,108,800株・自己株 700,200株・浮動株 4,703,537株・株主 6,207名。所有者別(単元): 外国人 1.0% / 機関 5.9% / 個人 89.1%。浮動株が薄く出来高次第で値が飛びやすい=出入口の狭さに留意。出所: 有報 大株主の状況/所有者別状況

解析 / 統治 統治・資本の使い方

政策保有株式(簿価合計)108.7百万円(25銘柄)
役員報酬総額 / 役員数84.9百万円 / 7名
平均年間給与(提出会社)665万円
従業員数(連結)618名
政策保有株式の多寡は資本効率と少数株主への向き合い方の手掛かり、役員報酬・平均年収の推移はコスト構造と人的資本の変化を映す。出所: 有報(コーポレート・ガバナンス/従業員の状況)。

PROFILE 会社概要

代表者代表取締役CEO 柳澤 大輔
本社所在地神奈川県鎌倉市御成町11番8号
市場 / 業種東証グロース / 情報・通信業
決算期12月
上場日
親会社
監査法人監査法人A&Aパートナーズ
従業員数(連結)618名
EDINETコードE31093
英名

解析 実質キャッシュ → 実質PER(安全域)

時価総額
97.3億
実質キャッシュ
20.2億
現金/時価
21%
実質PER8位
10.66倍
現金20.2億=時価総額の約21%。これを除いた実質PERは 10.66倍で、見かけのPER(14.2倍)と対比=キャッシュの厚みで測る安全域情報提供であり売買推奨ではありません。

解析 / 参考 理論株価:各手法の考え方

EPV(収益力価値) — 今の利益が成長ゼロで続くと仮定した保守的な内在価値。下限の物差し。成長企業では低めに出やすい。
配当割引(DDM) — 将来の配当を現在価値に割り引いた価値。配当が安定した会社に向き、低・無配だと過小評価に振れやすい。
正常化EPS×正当PER — 一過性をならした「平常時の1株利益」に、妥当と考える倍率を掛ける。前提のPER次第で大きく動く。
成長考慮(割引) — 正常化EPSに成長を織り込んで割り引く。割引率>成長率のときだけ成立。
具体的な理論株価は、下のシミュレーター(電卓)で あなたが前提を置いて算出します。表示される値はあなたの入力の結果であり、当社の評決ではありません。情報提供であり、割安/割高の断定や売買の推奨ではありません。

解析 / 参考 理論株価シミュレーター(あなたの前提で計算する電卓)

この画面はあなたが前提を置いて計算する電卓です。表示される値はあなたの入力の結果であり、当社の見立てや売買の推奨ではありません。初期値はあくまで一例——ご自身で調整してください。
46円
9%
1%
12倍
4円
1%
動かすと…割引率↑=下がる成長率↑=上がる正当PER↑=上がる正常化EPS↑=上がる(各ラベルにカーソルで説明)。
正常化EPS×正当PER
¥552
EPV(成長0)
¥511
成長考慮(割引)
¥581
配当割引(DDM)
¥51
あなたの前提でのレンジ
¥51 〜 ¥581
前提の型:
成長考慮・DDMは「割引率>成長率」のときだけ算定します(届かない前提は「—」)。手法により大きく開くのが普通で、単一の理論株価はありません情報提供であり、割安/割高の断定や売買の推奨ではありません。前提を変えれば値は動きます。

解析 / 監視 適時開示タイムライン(継続監視の起点)

新しい開示が出るたびに仮説(テーゼ)を読み直す継続監視の情報元。各行から EDINET の提出書類を開けます。有料プランでは開示が積まれるたび「テーゼは生きているか」を再検証します。出所: EDINET 提出書類一覧

SOURCE 一次開示 原文(有価証券報告書・抜粋)

事業の内容— EDINETより引用 ↗
3 【事業の内容】当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社(㈱カヤック)及び連結子会社21社(㈱プラコレ、㈱カヤックアキバスタジオ、㈱鎌倉自宅葬儀社、鎌倉R不動産㈱、GLOE㈱、㈱琉球カヤックスタジオ、㈱KAYAC SANKO、㈱カヤックゼロ、㈱ゲムトレ、㈱カヤックボンド、㈱カヤックポラリス、㈱en-zin、英治出版㈱、配信技術研究所㈱、㈱メガ・コミュニケーションズ、㈱アスラフィルム、ラゾ㈱、㈱タレント・エンパワーメント、㈱28、五號影像股份有限公司、琉球うむしん㈱)と関連会社2社(琉球フットボールクラブ㈱、㈱Nicole&Co)によって構成されております。当社グループのサービスは、 (1)ハイパーカジュアルゲームの提供や、ゲーム・デジタルコンテンツの受託開発を行う「ゲームエンタメ」、 (2)既成概念をぶち壊すアイデアと先端テクノロジーを武器に、クライアントのマーケティング及びブランディングを支援する「面白プロデュース」、 (3)GLOE㈱によるeスポーツ事業や大会管理システム「Tonamel」を軸とした「eスポーツ」、 (4)地方公共団体や地域企業に対して、まちづくりに関するコンテンツ開発とサービスを行う「ちいき資本主義」を主要なサービスとしております。また、 (5)「その他サービス」として、ブライダルプラットフォームや出版事業、特定の重点地域でのエリアコンテンツ開発及び投資を行っております。当社グループは、デジタルコンテンツ事業の単一セグメントであるため、セグメント情報は記載せず、主要なサービス毎に記載しております。 (1)ゲームエンタメハイパーカジュアルゲーム領域及び㈱カヤックアキバスタジオや㈱カヤックボンドによるゲームを中心とした受託開発を主な事業領域としています。特に、年齢、国籍、性別、ゲーム経験を問わず世界中の人々をターゲットにした当社の「ハイパーカジュアルゲーム」は高い評価を得ており、世界のアプリダウンロード数ランキングにおいて、2025年まで5年連続で日本企業1位を維持しております。また、子会社の㈱カヤックアキバスタジオでは、ゲーム受託開発に加え、VR(注1)・AR(注2)コンテンツの制作など、先端技術を用いた開発を行っております。収益構造としては、ハイパーカジュアルゲームにおいては、アドネットワーク事業者(注3)を通じたゲーム内広告による広告収益が主となります。受託開発領域では、クライアントから開発を受託し、その対価を得ております。 (2)面白プロデュース既成概念をぶち壊すアイデア力と、先端テクノロジーに精通した実装力によって、クライアントとその先にいるユーザーに新しい体験価値を生み出し、マーケティング及びブランディングに資する広告コンテンツを提供しております。近年の傾向として、デジタルとリアルの境界、広告とサービスの境界が曖昧になる中で、既存のデジタル広告領域にとどまらない多様な案件が増加しております。特に、当社の企画力・技術力を活かしてクライアントの新製品開発を支援する高付加価値な領域にも進出しております。収益構造としては、クライアントから直接、あるいは広告代理店を介して、各種コンテンツやサービスの企画・開発を受託しております。 (3) eスポーツゲームコンテンツに関連するコミュニティ形成や活性化を支援するサービスを展開しております。子会社のGLOE㈱を通じて、eスポーツ大会の企画・運営、タレントマネジメント、自社eスポーツリーグの運営、普及・教育活動などを行う一方、ゲーム大会の管理システム「Tonamel(トナメル)」の開発・運営など、コミュニティ活性化に寄与するプラットフォームを提供しております。収益構造としては、イベントの企画・運営受託による収益のほか、「Tonamel」における一部の大会主催者からのシステム利用料などにより構成されております。 (4) ちいき資本主義地方公共団体や地域企業に対して、まちづくりに関するコンテンツの開発とサービスの提供を行っております。移住プラットフォームサービスの「スマウト」、コミュニティ通貨サービスの「まちのコイン」、エリアプロモーションやエリア開発の受託などのサービスが主な事業内容となっております。当社の地方創生への取り組みに対する認知の向上と合わせ、「スマウト」の登録ユーザー数と「まちのコイン」の導入地域数は増加傾向にあります。また、これらのプラットフォームサービスの提供を契機として、新たな観光資源の発掘や関係人口の創出を支援する地域プロモーションの受託も増加しております。収益構造としては、「スマウト」及び「まちのコイン」のシステム導入費や月額利用料、地域プロモーション制作費などを、地方自治体や地域企業から得ております。 (5) その他サービスコンテンツの開発・運営・販売をデジタル領域中心に行っております。ウェディングプランナーとユーザーをつなぐブライダルプラットフォーム「プラコレWedding」、湘南エリアの不動産のセレクトショップ「鎌倉R不動産」、ビジネス書を中心にロングセラーを多く持つ出版社の「英治出版」など、新規サービスへの開発及び投資を積極的に行っております。 主要な4つのサービスは、それぞれが自律的に収益を確保するだけでなく、相互に有機的に結びつくことで、当社グループ独自のシナジーを発揮しております。例えば、ゲームエンタメ事業で培ったユーザーを熱狂させる「ゲーミフィケーション」の知見を面白プロデュースのWEBキャンペーンに転用する、あるいは面白プロデュースの広告ノウハウを自社ゲームの集客やちいき資本主義のプロモーションに活用するなど、領域を跨いだ技術とアイデアの相互提供が日常的に行われております。また、こうした事業面での連携に留まらず、クリエイティブ力の高い制作チームが「スマウト」や「Tonamel」といった自社プラットフォームの開発に深く関与するなど、サービス品質の向上においても相乗効果を生み出しております。さらに、グループ横断的な人事・採用ノウハウの共有や、社員が組織の垣根を超えてプロジェクトに参画しやすい組織体制を構築することで、個々の主体性が組織全体の創造性を加速させる「面白法人」ならではの価値創造サイクルを強固なものとしております。 (注1)VRとは、バーチャルリアリティ(Virtual Reality)の略称です。「仮想現実」のことを指し、コンピューターなどによって作り出されたサイバースペースをあたかも現実のように体験する技術のことです。(注2)ARとは、オーグメンティッドリアリティ(Augmented Reality)の略称です。「拡張現実」のことを指し、人間が知覚している現実環境をコンピューター技術によって拡張する技術のことです。(注3)アドネットワークとは、インターネット広告のうち、広告媒体のWEBサイトを多数集めて広告配信ネットワークを形成し、その多数のWEBサイト上で広告を配信するタイプの広告配信手法であります。 当社グループの事業系統図は以下のとおりであります。
セグメント情報— EDINETより引用 ↗
(セグメント情報等) 【セグメント情報】前連結会計年度(自 2024年1月1日 至 2024年12月31日)当社グループは単一セグメントであるため、記載を省略しております。当連結会計年度(自 2025年1月1日 至 2025年12月31日)当社グループは単一セグメントであるため、記載を省略しております。 【関連情報】前連結会計年度(自 2024年1月1日 至 2024年12月31日)1.製品及びサービスごとの情報製品及びサービスごとの情報は、「注記事項(収益認識関係) (1)顧客との契約から生じる収益を分解した情報」に同様の記載をしているため、記載を省略しております。 2.地域ごとの情報 (1) 売上高 (単位:千円)日本米国アジアその他合計10,296,6954,231,5761,218,079981,43316,727,784 (注) 売上高は顧客の所在地を基礎とし、国又は地域に分類しております。 (2) 有形固定資産本邦以外に所在している有形固定資産がないため該当事項はありません。 3.主要な顧客ごとの情報 (単位:千円)顧客の氏名又は名称売上高関連するセグメント名AppLovin Corp.3,588,994―Mintegral Int'l Ltd.1,102,359―AdMob Google Inc.646,633― 当連結会計年度(自 2025年1月1日 至 2025年12月31日)1.製品及びサービスごとの情報製品及びサービスごとの情報は、「注記事項(収益認識関係) (1)顧客との契約から生じる収益を分解した情報」に同様の記載をしているため、記載を省略しております。 2.地域ごとの情報 (1) 売上高 (単位:千円)日本米国アジアその他合計11,989,1725,435,8971,640,6911,028,92520,094,686 (注)売上高は顧客の所在地を基礎とし、国又は地域に分類しております。 (2) 有形固定資産本邦以外に所在している有形固定資産がないため該当事項はありません。 3.主要な顧客ごとの情報 (単位:千円)顧客の氏名又は名称売上高関連するセグメント名AppLovin Corp.4,395,889―Mintegral Int'l Ltd.1,357,509―Unity Software Inc.686,885― 【報告セグメントごとの固定資産の減損損失に関する情報】前連結会計年度(自 2024年1月1日 至 2024年12月31日)該当事項はありません。 当連結会計年度(自 2025年1月1日 至 2025年12月31日)該当事項はありません。 【報告セグメントごとののれんの償却額及び未償却残高に関する情報】前連結会計年度(自 2024年1月1日 至 2024年12月31日)当社グループは単一セグメントであるため、記載を省略しております。 当連結会計年度(自 2025年1月1日 至 2025年12月31日)当社グループは単一セグメントであるため、記載を省略しております。 【報告セグメントごとの負ののれん発生益に関する情報】前連結会計年度(自 2024年1月1日 至 2024年12月31日)該当事項はありません。 当連結会計年度(自 2025年1月1日 至 2025年12月31日)該当事項はありません。
生産・受注・販売の状況— EDINETより引用 ↗
1.製品及びサービスごとの情報製品及びサービスごとの情報は、「注記事項(収益認識関係) (1)顧客との契約から生じる収益を分解した情報」に同様の記載をしているため、記載を省略しております。
主要な販売先— EDINETより引用 ↗
3.主要な顧客ごとの情報 (単位:千円)顧客の氏名又は名称売上高関連するセグメント名AppLovin Corp.4,395,889―Mintegral Int'l Ltd.1,357,509―Unity Software Inc.686,885―
事業等のリスク— EDINETより引用 ↗
3 【事業等のリスク】本書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性がある事項には、以下のようなものがあります。また、必ずしもそのようなリスク要因に該当しない事項につきましても、投資者の投資判断上、重要であると考えられる事項につきましては、投資者に対する積極的な情報開示の観点から以下に開示しております。当社グループは、これらのリスク発生の可能性を十分に認識したうえで、発生の回避及び発生した場合の対応に努める方針ではありますが、当社株式に関する投資判断は、本項及び本書中の本項以外の記載事項を慎重に検討したうえで行われる必要があると考えております。なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものであり、将来において発生の可能性のあるすべてのリスクを網羅するものではありません。 (1) 事業環境等に関するリスク ① 業界動向について過去において、デジタルコンテンツ市場は、インターネット市場の拡大に伴うインターネット利用者の増加やインターネット広告の増加、スマートフォン端末等の新デバイスの普及、SNS等のソーシャルコミュニティの増加により高成長を続けてまいりました。このような傾向は今後も継続していくと考えておりますが、デジタルコンテンツ市場において市場成長が阻害されるような状況が生じた場合には、当社の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ② 競合他社について当社グループが提供するデジタルコンテンツは、ユーザー嗜好の変化の影響を受けやすく、また、多数の競合他社が存在します。したがって、ユーザー嗜好に即時対応し、満足度の高いサービス提供を行うため、新規コンテンツの開発ラインを常に維持することやコンテンツのライフサイクルの適正化を図ることで対応してまいります。しかしながら、ユーザー嗜好と乖離した施策を行った場合及び当社グループのデジタルコンテンツが競合他社と比較して優位性を保てなくなった場合は、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 海外展開について当社グループはスマートフォンの特徴を生かし、当社グループのゲームアプリを海外で展開しております。海外においてはユーザーの嗜好や法令等が本邦と大きく異なることがあるため、現地法人とのパートナーシップによって当該リスクの低減を図っております。しかしながら、現地ユーザーの嗜好へ十分な対応が図られなかった場合や予測困難なビジネスリスクや法規制等によるリスクが生じた場合には、当社グループの想定どおりに事業展開できない可能性があります。 ④ 技術革新について当社グループの事業領域であるデジタルコンテンツは、インターネット関連技術に基づいて事業を展開しておりますが、インターネット関連分野は新技術の開発及びそれに基づく新サービスの導入が相次いで行われ、非常に変化の激しい業界となっております。また、ハード面においては、スマートフォンの普及が急速に進んでおり、新技術に対応した新しいサービスが相次いで展開されております。このため、当社グループは、クリエイターの採用・育成や創造的な職場環境の整備をするとともに、新技術の知見及びノウハウの取得に注力しております。しかしながら、係る知見やノウハウの獲得に困難が生じた場合、また技術革新に対する当社グループの対応が遅れた場合には、当社グループの競争力が低下する可能性があります。さらには、新技術への対応のために追加的なシステム、人件費などの支出が拡大する可能性があり、これらのような場合には、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤ 法規制について当社グループが運営するサービスのユーザーの個人情報に関しては「個人情報の保護に関する法律」の適用を受けております。加えて、「不正アクセス行為の禁止等に関する法律」では、他人のID、パスワードの無断使用の禁止等が定められております。さらに、「特定商取引に関する法律」及び「特定電子メールの送信の適正化等に関する法律」により、一定の広告・宣伝メールの送信にあたっては、法定事項の表示義務等を負う場合があります。そのほか、当社グループは「電気通信事業法」における電気通信事業者として同法の適用を受けております。次に、当社グループが運営するスマートフォンアプリは、広告プラットフォーマーへ広告の掲載を委託しており、広告の内容や広告のリンク先については広告プラットフォーマーの裁量に委ねる部分が多く、公序良俗に反する広告が掲載されてしまう可能性があります。当社グループといたしましては、社内にて広告掲載基準を設けるなど、広告及びリンク先のサイトの内容についての管理を実施するとともに、当社グループの社員が定期的に既に掲載されている広告及び広告のリンク先サイトを巡回し、広告掲載基準の遵守状況を監視しております。広告掲載基準に違反する行為が発見された場合には、警告や契約解除等の措置をとることとしております。しかしながら、広告プラットフォーマー又は広告主若しくはアフィリエイトサイトが公序良俗に反する広告や商品・サービスの提供を当社の意図に反して継続した場合、法令違反に至らない場合であってもレピュテーションの低下を招き、もって当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。また、システム開発やコンテンツ制作等を外注している場合があり、それらの取引の一部は「製造委託等に係る中小受託事業者に対する代金の支払の遅延等の防止に関する法律」(取適法)の適用対象となります。当社グループが運営する移住スカウトサービス「スマウト」は、職業安定法に定める特定募集情報等提供事業者の第1号及び第3号の届出を行っており、2023年以降定期的な事業報告を行うことが義務づけられております。特定募集情報等提供事業者として遵守すべき事項を社内で周知し遵守することで、当該リスクを軽減しております。当社グループが運営するサウナ「御成桑拿」は、公衆浴場法、食品衛生法、建築基準法等の法令並びに地方自治体の条例、各種行政指導による規制を受けており、これらの法令等の遵守を徹底しております。なお、当社グループが展開する事業の一部において「職業安定法」に基づく有料職業紹介事業許可及び「労働者派遣法」に基づく労働者派遣事業許可を取得して事業を運営しております。当社グループでは法令遵守を徹底し、当該法的規制等に抵触する事実はないものと認識しておりますが、何らかの理由により業務の全部もしくは一部の停止処分を受けた場合など、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。なお、当社グループが保有している有料職業紹介事業許可及び労働者派遣事業許可の許可番号等は以下のとおりであります。・㈱カヤック: 所轄官庁等 厚生労働省許認可等の名称 有料職業紹介事業許可許可番号 14-ユ-302066取得年月 2023年6月有効期限 2026年5月 ・㈱カヤックボンド: 所轄官庁等 厚生労働省許認可等の名称 有料職業紹介事業許可許可番号 13-ユ-305904取得年月 2021年4月有効期限 2026年3月 所轄官庁等 厚生労働省許認可等の名称 労働者派遣事業許可許可番号 派13-311368取得年月 2021年9月有効期限 2026年8月 当社グループは、上記各種法的規制等について誠実な対応をしていると考えておりますが、不測の事態等により、万が一当該規制等に抵触しているとして契約等の効力が否定された場合、当社グループが何らかの行政処分等を受けた場合、また、今後これらの法令等が強化・改正され、もしくは新たな法令等が定められ、当社グループの事業が制約を受ける場合には、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。そのほか、法的規制に違反していないとしても、当社グループのサービスの信頼性やブランドが毀損しサービスの安定的な提供が困難になり、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑥ 自然災害及び感染症に関わるリスク当社グループでは、自然災害、事故等に備え、定期的バックアップ、稼働状況の常時監視等によりトラブルの事前防止又は回避に努めておりますが、当社グループの所在地近辺において、大地震等の自然災害が発生した場合、当社グループの設備の損壊や電力供給の制限等の事業継続に支障をきたす事象が発生して、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。また、重大感染症が発生・蔓延した場合、大規模にユーザーを集めて行うリアルイベントの開催数が減少し、当社グループの事業及び業績に直接的及び間接的に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 事業運営に関するリスク ① 新規事業・サービスについて当社グループは、今後も事業規模の拡大と収益源の多様化を実現するために、積極的に新規事業・サービスに取り組んでいく方針であります。新規事業・サービスについては企画段階・開発段階にてモニタリング等を実施するとともに、新規事業・収益事業等の事業ポートフォリオのバランスを図ることでリスクの低減を行っておりますが、不確定要素が多く存在する可能性があり、新規事業・サービスの展開が予想どおりに進まない場合、当社グループの業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。また、新規事業への取り組みに付随したシステム投資・広告宣伝費等の追加的な支出が発生し、利益率が低下する可能性があります。 ② ハイパーカジュアルゲーム事業についてハイパーカジュアルゲームはタイトルごとの収益寿命が短く、多くのタイトルは提供開始
経営者による分析(MD&A)— EDINETより引用 ↗
4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は以下のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況当連結会計年度における日本経済は、米国の通商政策による影響が自動車産業を中心にみられるものの、緩やかな回復基調となっております。個人消費や雇用情勢も緩やかな持ち直しの動きが続いています。内閣府は2026年1月の月例経済報告において、景気の先行きについては、雇用・所得環境の改善や各種政策の効果が緩やかな回復を支えることが期待されますが、今後の物価動向や米国の通商政策をめぐる動向などの景気を下押しするリスクに留意する必要があること、また、金融資本市場の変動等の影響に引き続き注意する必要があると指摘しております。 当社グループを取り巻く事業環境としましては、当社が注力するインターネット広告市場の2024年の市場規模は前年比9.6%増の3兆6,517億円となり、総広告費に占める構成比は5割に迫る47.6%となっております(出所:電通「2024 日本の広告費」)。また、国内eスポーツ市場規模は2023年に前年比27.0%増の146.8億円となり、2024年は172.6億円、2025年は199.8億円と高い成長率で拡大する見込みです(出所:一般社団法人日本eスポーツ連合「日本eスポーツ白書2024」)。 このような事業環境の中で、当社グループはよりデジタル領域を中心により多くのユーザーに楽しんでいただけるよう良質なコンテンツを提供し続けております。その中でも、ゲームエンタメ、面白プロデュース、eスポーツ、ちいき資本主義の4つを主要サービスと位置づけ、相互にシナジーを図りながら事業を進めてまいりました。また、その他サービスとして、SNSブライダルプラットフォーム、鎌倉や沖縄などの特定の重点地域でのエリアコンテンツなどの新規サービス及びコンテンツの開発や投資などを行っております。以上の結果、当連結会計年度の売上高は20,094,686千円(前年同期比20.1%増)、営業利益は1,071,176千円(前年同期比199.2%増)、経常利益は850,282千円(前年同期比111.6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は683,924千円(前年同期比358.8%増)となりました。当社グループの事業セグメントは単一セグメントでありますが、サービス別の売上高の概況は次のとおりであります。(a) ゲームエンタメカジュアルゲーム領域、㈱カヤックアキバスタジオ及び㈱カヤックボンドでのゲームを中心とした受託開発が売上高の大部分を占めております。カジュアルゲームの中でもハイパーカジュアルゲームにつきましては、当第4四半期連結会計期間には新作タイトルのリリースはなく、結果として年間では8本の新作タイトルをリリースしました。当期リリースの新作タイトルが良好な推移であることに加えて、既存タイトルが好調である等の影響もあり、当連結会計年度のダウンロード数は前年同期比では10.8%増の約3億4,612万件と過去最高になりました。この結果、ゲームエンタメ関連の売上高は11,184,034千円(前年同期比21.0%増)となりました。(b) 面白プロデュース既成概念をぶち壊すアイデア力と先端テクノロジーに精通した開発実装力によって、クライアントとその先にいるユーザーに新しい体験価値を生み出し、クライアントのマーケティング及びブランディングに資する広告コンテンツを提供しております。近年の傾向として、デジタルとリアルの境目、広告とサービスの境目が曖昧になる中で、既存のデジタル広告領域にとどまらない多様な案件が増加しており、特に当社の企画力、技術力をもとにクライアントの新製品開発を支援する高付加価値な領域にも進出しております。中長期的には安定的な成長を見込んでいるものの、短期的には季節要因や大型案件の進行などによる前年同期比で若干の増減が見られる状況になっております。この結果、面白プロデュース関連の売上高は2,211,401千円(前年同期比3.0%減)となりました。(c) eスポーツゲームファンに向けた一連のコミュニティサービスを展開しております。GLOE㈱のeスポーツ事業並びにトーナメントプラットフォームの「Tonamel」が売上高の大部分を占めております。当連結会計年度におけるTonamelの開催数は、コミュニティに寄り添った運営によりTCG(トレーディングカードゲーム)を中心に国内大会数が増加したものの、海外へのマーケティング投資を下げた結果、前年同期比3.2%減の72,919件となりました。また、2025年2月付でeスポーツスクール事業を営む㈱eSPを売却いたしました。この結果、eスポーツ関連の売上高は3,198,125千円(前年同期比11.1%増)となりました。 (d) ちいき資本主義地方公共団体や地域企業に対して、まちづくりに関するコンテンツの開発とサービスの提供を行っております。移住プラットフォームサービスの「スマウト」、コミュニティ通貨サービスの「まちのコイン」、地域プロモーションや地域開発の受託などのサービスが売上高の大部分を占めております。当連結会計年度末時点で、「スマウト」の累計登録ユーザー数は前年同期比28.5%増の約8.4万人となり、順調に拡大しております。「スマウト」の導入地域数も当連結会計年度末時点で前年同期比5.1%増の1,164地域となり、市場の上限である自治体数約1,700地域に対しての導入率が約68.5%となりました。加えて、当連結会計年度末時点での「まちのコイン」の累計登録ユーザー数は、前年同期比26.8%増の21.5万人と、こちらも順調に増加しております。この結果、ちいき資本主義関連の売上高は1,451,298千円(前年同期比61.3%増)となりました。(e) その他サービスブライダルプラットフォーム「プラコレWedding」は、コロナ禍により業績が悪化した後、順調な成長基調にあります。また、前連結会計年度に当社子会社となった英治出版㈱の新刊が好調に推移しております。この結果、その他サービス関連の売上高は2,049,826千円(前年同期比43.9%増)となりました。 ② キャッシュ・フローの状況当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ470,117千円増加し、5,250,215千円となりました。各キャッシュ・フローの状況とその要因は以下のとおりであります。(営業活動によるキャッシュ・フロー)営業活動によるキャッシュ・フローは932,685千円の収入(前年同期間は219,661千円の支出)となりました。これは、税金等調整前当期純利益1,104,699千円の計上、持分法による投資損失の計上258,944千円、関係会社株式売却益の計上235,622千円、売上債権及び契約資産の増加432,364千円、営業投資有価証券の増加221,502千円及び預り金の増加120,962千円等によるものであります。(投資活動によるキャッシュ・フロー)投資活動によるキャッシュ・フローは87,236千円の収入(前年同期間は953,565千円の支出)となりました。これは、有形固定資産の取得による支出524,916千円、長期貸付けによる支出242,300千円及び連結の範囲の変更を伴う関係会社株式の売却による収入757,607千円等によるものであります。(財務活動によるキャッシュ・フロー)財務活動によるキャッシュ・フローは576,096千円の支出(前年同期間は930,464千円の収入)となりました。これは、長期借入れによる収入810,000千円、長期借入金の返済による支出987,663千円及び自己株式の取得による支出391,300千円等によるものであります。 ③ 生産、受注及び販売の状況a. 生産実績該当事項はありません。 b. 受注状況当連結会計年度における受注実績をサービスごとに示すと、次のとおりであります。 サービスの名称受注高(千円)前年同期比(%)受注残高(千円)前年同期比(%)面白プロデュース2,043,551△15.7407,750△29.2合計2,043,551△15.7407,750△29.2 c. 販売実績当連結会計年度における販売実績をサービスごとに示すと、次のとおりであります。 サービスの名称販売高(千円)前年同期比(%)ゲームエンタメ11,184,03421.0面白プロデュース2,211,401△3.0eスポーツ3,198,12511.1ちいき資本主義1,451,29861.3その他サービス2,049,82643.9合計20,094,68620.1 (注)1. ゲームエンタメについては、プラットフォーム手数料控除前の金額で販売高を算出しております。2.主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は、次のとおりであります。 相手先前連結会計年度当連結会計年度金額(千円)割合(%)金額(千円)割合(%)AppLovin Corp.3,588,99421.54,395,88921.9Mintegral Int'l Ltd.1,102,3596.61,357,5096.8Unity Software Inc.324,4061.9686,8853.4 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容経営
経営方針・経営環境・課題— EDINETより引用 ↗
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1) 会社の経営の基本方針当社は、「面白法人」を標榜し、「つくる人を増やす」という経営理念のもと事業を展開しております。「面白法人」とは、社員自身が主体的に物事を面白がり、周囲から面白いと評価され、ひいては社会全体を面白くしていくことを意味しています。特に、当社が考える「面白がる」とは、単なる娯楽の享受ではなく、目の前の状況に能動的に関わり、自らの創意工夫により新たな価値を創出する姿勢を指します。この姿勢を持つ人材こそが、当社の考える「つくる人」であり、その育成及び社会への普及が当社の重要な使命であると考えております。当社グループは、既存の枠組みにとらわれない独自のアイデアと先端テクノロジーを活用し、受け手に驚きや感動を生むコンテンツを企画・開発することで、社会に新たな価値を創出します。今後も「面白法人」としてのあり方を重視し、主体的かつ創造的な人材の育成とそこから生まれる魅力的なコンテンツの拡大を通じて、社会をより創造性豊かで活力あるものへと変革してまいります。 (2) 目標とする経営指標当社グループが重視する経営指標は、 ①売上高、 ②売上高営業利益率及び ③クリエイター数であります。収益力の向上を図るとともに規模の拡大を目指してまいります。 (3) 中長期的な会社の経営戦略当社グループは、クリエイターを中心とした経営アセットを活用し、既存事業の深化と新規サービスの創出を両立する経営を志向します。多様な事業構成の中で、収益化手段の拡大やシナジー創出に取り組み、中長期にわたって持続的に成長する事業ポートフォリオの構築とその土台(仕組み)となる組織戦略を重要な経営戦略として進めることで、中長期的な企業価値の向上を図ってまいります。また、事業規模の拡大や新たな機会獲得を図るため、「面白法人」というブランドコンセプトを活かした各事業領域への戦略的投資を実施するとともに、優秀な人材の確保・育成につながる環境や制度設計、経営理念の浸透、内部統制やコンプライアンス体制の強化に取り組みます。これらの施策を通じ、当社グループは、構造的かつ持続的な成長を実現し、一層強固なポートフォリオ経営を実現してまいります。 (4) 会社の対処すべき課題 ① コーポレートブランド価値の向上当社は、創業以来「面白法人」としてのブランド化を進めてまいりました。これは、「つくる人を増やす」という経営理念や、「何をするかより誰とするか」や「サイコロ給」等のカヤックスタイルに代表されるように、新しい法人の価値観の共有と実践によるものであります。また、地域貢献の一環として鎌倉で社員食堂や保育園を展開する他、地域社会をデジタルテクノロジーやコンテンツ化する力で豊かにする取り組みも行っております。「面白法人」ブランドは、当社らしいこうしたユニークな取り組み等が各種マスメディアで取り上げられる機会が増加するとともに、認知度が徐々に高まりつつあると認識しております。「面白法人」ブランドの価値向上は、優秀な人材の確保をはじめとする各種経営資源の獲得や、当社グループの有するコンテンツの強化につながるため、当社グループがさらなる成長をする上で重要であると考えております。優秀な人材の確保では、当社グループの理念に共感していただいた上での採用応募が増えるため、採用力の強化につながります。また、当社グループの有するコンテンツの強化の観点では、当社グループの提供するサービスをまだ利用していない潜在的なユーザーへのマーケティングと既存ユーザーのロイヤリティの向上が可能と考えております。今後とも「面白法人」らしい様々なサービスの提供と組織制度の構築・運用を実践するとともに、当社グループの活動をコーポレートサイトや各種メディア、書籍等で世の中に継続的に発信しつづけることで、「面白法人」としての当社の知名度を向上させ、コーポレートブランド価値の向上を図っていく方針です。また、「面白く働けているか」というNPS(Net Promoter Score)を重要な経営指標とすること等により「面白法人」としての組織の成長に努めてまいります。 ② 新技術への対応当社グループが属する業界では技術革新が絶え間なく行われており、近年では、スマートフォン及びSNSの浸透を背景としたサービスのインタラクティブ化が進展してきたことに加え、生成AIをはじめとする人工知能技術の急速な進化により、事業環境は大きな変革局面にあります。これに伴い、コンテンツの企画・制作、配信、分析及び最適化といったビジネスプロセス全体が高度化・再構築されており、新技術への対応力そのものが競争力を左右する重要な要素となっております。このような環境の下、当社グループが継続的に競争力を維持・向上させていくためには、クラウド技術及びAI技術をはじめとする新技術の動向を適時かつ適切に把握し、これらを活用したサービス開発及びシステム開発を推進していくことが重要な課題であると認識しております。特に、AI技術の活用が進展する中においても、コンテンツの価値の源泉となる企画力、表現力及び品質管理能力と、新技術を組み合わせた付加価値の創出が重要になるものと考えております。また、プラットフォームの多様化及び技術革新の進展に伴い、市場環境及び顧客ニーズは継続的に変化していることから、これらの変化に柔軟かつ迅速に対応できる開発体制及び組織体制の整備も重要であると認識しております。社内で新技術に関する勉強会や新技術を用いたプロダクトの発表会を開催することで、新技術に触れる機会を創出するとともに、サービスへの新技術の積極的な活用を促し、新技術への対応を進めております。また、新技術へ対応すること、新たなサービスを生み出すこと等の「変化すること」を人事評価の項目に含めており、組織として、新しいことに常に挑戦する風土・文化の構築に努めるとともに、アイデア発想法の一つである「ブレインストーミング(ブレスト)」を定常的に会議に利用することで新しい技術及びアイデアを生み出しやすい環境の構築に努めております。 ③ 環境に合わせたリソース配分の最適化当社グループは、主要なサービスとして「ゲームエンタメ」、「面白プロデュース」、「eスポーツ」及び「ちいき資本主義」と特性の異なる4つのサービスを展開しております。「ゲームエンタメ」は、ヒットタイトルが生まれることで大きな利益を獲得することができる反面、市場環境の変化、技術の変化、競合企業の出現などに影響を受けやすい傾向があります。そのため、新規タイトルの開発は状況を的確に見極めて慎重な判断を下すとともに、リリースしたタイトルの収益性の向上に努める必要があります。最近では、ハイパーカジュアルゲームに続くハイブリッドカジュアルゲームへの開発投資に加え、子会社においてソーシャルゲームの受託開発が伸長しており、グループ全体でのクリエイターのリソース最適化に取り組んでおります。広告キャンペーンの制作を中心とした「面白プロデュース」は、企業の広告予算に影響を受けますが、インターネット関連の広告予算は年々増加しており、当社の追い風となっております。最近では、Webコンテンツの作成から、企業の研究開発、アミューズメント施設でのイベントの企画、ブランド・マネジメントなどへも事業領域が拡大、安定的かつ継続的に収益を伸ばすことができております。ゲームファンに向けた一連のコミュニティサービスを展開している「eスポーツ」では、急速に拡大するeスポーツ市場に向けたサービスの拡充に取り組んでおります。GLOE㈱が大会の企画・運営、タレントマネジメント等で実績を積み上げ、プレゼンスの向上に努めてまいります。ゲーム大会の開催を簡単にする「Tonamel(トナメル)」では、ユーザー数の拡大に向け、機能強化に取り組んでおります。「ちいき資本主義」については、プラットフォーム事業である「まちのコイン」と「スマウト」の導入自治体数の拡大に努めることに加え、コミュニティ再生やSDGs、移住促進や関係人口創出などの分野のサービス提供を通じて収益拡大を目指してまいります。このように複数のサービスを運営する当社グループでは、クリエイターのリソース配分を最適化することで、ユーザーのニーズ及び市場環境の変化に適切に対応する必要があります。そのため、クリエイター比率が90%を超える組織とするとともに、クリエイターのリソースをサービスの垣根をなくして一元的に管理し、状況に応じて配分を変更するアサインシステムを構築しております。これにより急激な環境変化にスムーズに対応し、最適なリソース配分を実現できるよう努めてまいります。また、リソースの一元管理を行うことで、サービス間のノウハウの共有と経験の多様化も促します。 ④ 健全性・安全性の維持当社グループは、ユーザーが安心して利用できるサービスを提供することが、信頼性の向上、ひいては事業の発展に寄与するものと認識しております。個人情報保護や知的財産保護等に関するサイトの安全性の強化に加え、利用規約の徹底やサイトパトロール等の体制強化のため、専属の監視チームの設置、監視ツールを開発して、健全性維持に取り組んでおります。 ⑤ 内部管理体制の充実当社グループは、今後もより一層の事業拡大を見込んでおります。そのため、今後当社グループの事業拡大に応じた内部管理体制の構築を図るとともに、より一層のコーポレート・ガバナンスの充実に取り組んで
関連当事者取引— EDINETより引用 ↗
【関連当事者情報】1.関連当事者との取引 (1) 連結財務諸表提出会社と関連当事者の取引(ア)連結財務諸表提出会社の非連結子会社及び関連会社等前連結会計年度(自 2024年1月1日 至 2024年12月31日) 該当事項はありません。 当連結会計年度(自 2025年1月1日 至 2025年12月31日) 該当事項はありません。 (イ)連結財務諸表提出会社の役員及び個人主要株主(個人の場合に限る。)等前連結会計年度(自 2024年1月1日 至 2024年12月31日)種類会社等の名称又は氏名所在地資本金又は出資金(千円)事業の内容又は職業議決権等の所有割合(%)関連当事者との関係取引の内容取引価額(千円)(注)科目期末残高(千円)役員柳澤大輔――当社代表取締役(被所有) 直接23.5当社代表取締役子会社株式の取得91,643――役員貝畑政徳――当社代表取締役(被所有) 直接20.1当社代表取締役子会社株式の取得25,000―― (注)子会社株式の取得価額については、企業価値を勘案し、双方協議の上合理的に決定しております。 当連結会計年度(自 2025年1月1日 至 2025年12月31日)種類会社等の名称又は氏名所在地資本金又は出資金(千円)事業の内容又は職業議決権等の所有割合(%)関連当事者との関係取引の内容取引価額(千円)(注)科目期末残高(千円)役員柳澤大輔――当社代表取締役(被所有) 直接23.0当社代表取締役当社関連会社(注)の第三者割当増資の割当40,020― ―役員貝畑政徳――当社代表取締役(被所有) 直接19.4当社代表取締役当社関連会社(注)の第三者割当増資の割当40,020― ―役員久場智喜――当社代表取締役(被所有) 直接16.3当社代表取締役当社関連会社(注)の第三者割当増資の割当40,020― ― (注)当該会社は、当社の持分法関連会社である琉球フットボールクラブ㈱であります。 上記の取引価額は、当該関連会社が行った第三者割当増資において、同社の他の株主(又は第三者)と同一の条 件(1株当たり払込金額)により引き受けたものであります。 (2) 連結財務諸表提出会社の連結子会社と関連当事者との取引 該当事項はありません。 2.親会社又は重要な関連会社に関する注記 該当事項はありません。
重要な会計上の見積り— EDINETより引用 ↗
(重要な会計上の見積り)1.のれんの評価 (1)当連結会計年度の連結財務諸表に計上した金額 前連結会計年度(千円)当連結会計年度(千円)のれん884,874451,770減損損失47,374― (2)識別した項目に係る重要な会計上の見積りの内容に関する情報企業結合で生じたのれんは、会社単位を基礎としてグルーピングを行っており、対象会社ごとに買収時に見込んだ事業計画に基づく営業利益の達成状況等を検討し、減損の兆候を把握しております。減損の兆候がある場合には、減損損失の認識の要否を判定しておりますが、当連結会計年度においては、上記ののれんについて減損損失は認識しておりません。減損の兆候の把握に用いた事業計画は、過去の経営成績の実情を勘案した一定の売上高成長率及び営業利益率を基礎としており、これらの仮定には、将来の事業環境の予測が含まれていることから、事業計画と実績に乖離が生じた場合には、翌連結会計年度において減損処理が必要となる可能性があります。 2.持分法適用関連会社に関するのれんの評価 (1)当連結会計年度の連結財務諸表に計上した金額 前連結会計年度(千円)当連結会計年度(千円)投資有価証券638,757243,332持分法による投資損失74,739258,944 (2)識別した項目に係る重要な会計上の見積りの内容に関する情報持分法適用関連会社に対する投資有価証券に含まれるのれんに減損の兆候があると判断される場合、のれんを含む投資全体について減損損失を認識するかどうかの判定を行います。判定の結果、減損損失の認識が必要と判断された場合には、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、帳簿価額の減少額は持分法による投資損失として認識します。当連結会計年度においては、琉球フットボールクラブ㈱の事業の状況の把握を行ったところ減損の兆候があると判断されたため、のれんの未償却残高の全額157,126千円を減損損失として認識し、持分法による投資損失に含めて計上しております。減損の兆候の把握に用いた事業計画は、過去の経営成績の実情を勘案した一定の売上高成長率及び営業利益率を基礎としており、これらの仮定には、将来の事業環境の予測が含まれていることから、事業計画と実績に乖離が生じた場合には、翌連結会計年度において減損処理が必要となる可能性があります。
重要な契約— EDINETより引用 ↗
5 【重要な契約等】 スマートフォン・タブレット端末向けアプリプラットフォーム運営事業者との契約 相手方の名称契約の名称契約内容契約期間Apple Inc.iOS Developer Program License AgreementiOS搭載端末向けアプリケーションの配信及び販売に関する契約 1年間(1年毎の自動更新)Google Inc.Androidマーケットデベロッパー販売/配布契約書Android搭載端末向けアプリケーションの配信及び販売に関する契約 契約期間は定められておりません。
配当政策— EDINETより引用 ↗
3 【配当政策】当社は、株主の皆様への利益還元を重要な経営課題の一つとして認識しており、長期的な企業価値の最大化を目指すためにも配当を継続的に実施していきたいと考えております。当社の剰余金の配当は、期末配当の年1回を基本方針としており、配当の決定機関は株主総会であります。当事業年度の剰余金の配当につきましては、当該方針に基づき1株当たり3円90銭としております。内部留保金につきましては、将来の事業展開と経営体質の強化のための備えとしていくこととしております。 なお、当社は中間配当を行うことができる旨を定款に定めております。 (注)基準日が当事業年度に属する剰余金の配当は、以下のとおりであります。決議年月日配当金の総額(千円)1株当たり配当額(円)2026年3月26日定時株主総会決議予定60,0933.90
上記は JINGI の解析ではなく、EDINET 提出の有価証券報告書からの引用(一次情報の検証用)。各「EDINETより引用 ↗」からこの銘柄の実際の提出書類を開いて原本を確認できます。JINGI 独自の解析・読解は上部の各カードが本体です。出所: 金融庁 EDINET でこの有報を開く(docID S100XTE7)↗ 有価証券報告書(EDINETコード E31093)・公共データ利用規約 PDL1.0。

FACTS よくある質問(株価・基本情報)

株式会社カヤック(3904)の株価は?
2026-07-09時点の参考値で¥604です(株価は日々変動します)。年初来レンジは¥374〜¥606。時価総額は約97.3億円です。
3904(株式会社カヤック)の発行済株式数は?
有報(2025-12-31基準)で16,108,800株です(発行済株式総数)。うち自己株が700,200株、市場で流通する浮動株は4,703,537株です。
3904(株式会社カヤック)の株主数は?
2025-12-31基準で6,207名です。上位10名で69.5%を保有し、浮動株比率は29.2%です。
3904(株式会社カヤック)の配当利回りは?
2026-07-09時点で約0.65%です(実績1株配当ベース)。株価が動くと利回りも変わります。
3904(株式会社カヤック)の決算期は?
12月期です(上場市場は東証グロース)。
3904(株式会社カヤック)の売買代金(流動性)は?
2026-07-09時点で1日あたり約¥8.4百万円です(10日平均)。出来高の10日平均は13,920株です。
株価・利回り・売買代金は取得時点の参考値で日々動きます。発行済株式数・株主数は有報の基準日時点の値です。企業の読解・評価は上部の各カードが本体です。出所: 有価証券報告書(EDINET)/市場統計。情報提供であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。

GLOSSARY 用語ガイド(指標の意味と、投資での見方)

株価・割安度
時価総額
株価 × 発行済株式数。市場が会社全体を今いくらと見ているか。
投資での見方:規模と流動性の目安。これ自体は割安・割高を示さない。
株価 ÷ 1株利益。利益の何年分で株価がついているか。
投資での見方:期待の高さの目安。単独では割安・割高の判断にはならない。
時価総額から純現金を引いた「事業そのものの値段」を利益で割った倍率。
投資での見方:現金が厚い会社は、見かけのPERより実質的な倍率が低く出ることがある。
株価 ÷ 1株純資産。純資産の何倍で買われているか。
投資での見方:1倍割れは「解散価値以下」の目安だが、割安とは限らない(罠のことも)。
EPS
1株あたりの純利益(純利益 ÷ 発行済株式数)。
投資での見方:伸びが続くかが本質。自社株買いで見かけ上増えることもある。
配当利回り
1株配当 ÷ 株価。株価に対して受け取れる配当の割合。
投資での見方:高いほど利回りは良いが、無理な配当や減配余地がないかも併せて見る。
EV
企業価値=時価総額 + 純有利子負債。会社を丸ごと買う値段。
投資での見方:借金込みでいくらで買えるか。倍率評価の分子。
EV/EBITDA
事業価値(時価総額+純有利子負債)を本業の稼ぎで割った倍率。
投資での見方:借金も込みで会社全体をいくらで買えるか。低いほど、稼ぎに対する会社全体の値段が小さいことを表す(水準は業種で異なる)。
EV/EBIT
企業価値を本業利益(EBIT)で割った倍率。
投資での見方:低いほど本業利益に対する会社全体の値段が小さいことを表す。EV/EBITDAと併読。
EV/売上
企業価値を売上で割った倍率。
投資での見方:赤字でも使える。業種で水準が大きく違う。
益回り(EBIT/EV)
EV/EBITの逆数。会社を丸ごと買ったときの利回り。
投資での見方:高いほど、投じた企業価値に対する本業の利回りが大きいことを表す。国債利回り等と比較する。
現金/時価
実質キャッシュ(純現金)が時価総額に占める割合。
投資での見方:大きいほど、時価総額に対して手元の純現金が厚いことを表す。
収益性・効率
自己資本がどれだけ利益を生んでいるか(%)。
投資での見方:高く持続的なら資本効率が良い。借金での嵩上げでないか要確認。
総資産がどれだけ利益を生んでいるか(%)。
投資での見方:資産の効率。ROEと併せ借入依存でないかを見る。
投じた資本がどれだけ利益を生んでいるか(%)。
投資での見方:高く安定なら「稼ぐ仕組み」が強い=堀(参入障壁)の目安。
売上に対する粗利益(売上−原価)の割合。
投資での見方:高く安定なら値付けの強さ(価格決定力)がある。
売上に対する営業利益の割合(本業の稼ぐ力)。
投資での見方:高く安定なら本業が強い。趨勢の向きを重視。
売上に対する最終利益の割合。
投資での見方:一過性の損益で振れる。数年の水準で見る。
総資産回転
売上 ÷ 総資産。資産を何回転させて売上を作ったか。
投資での見方:高いほど資産効率が良い。薄利多売か厚利少売かの形。
実効税率
税引前利益に対して実際に負担した税金の割合。
投資での見方:極端に低い年は一過性の要因かを確認。
売上 前年比
売上が前の年からどれだけ増減したか(%)。
投資での見方:成長の勢い。数年の推移で加速か失速かを見る。
純資産 前年比
自己資本が前年からどれだけ増減したか(%)。
投資での見方:利益の蓄積か毀損か。継続的な増加が理想。
売上高
本業で得た総収入(トップライン)。
投資での見方:成長の起点。伸びが利益・現金に繋がっているかを見る。
営業利益
本業の儲け(売上−原価−販管費)。
投資での見方:本業の実力。営業外・特別損益を除いた継続的な稼ぐ力。
経常利益
営業利益に金融収支など経常的な損益を加えた利益。
投資での見方:財務コスト込みの実力。営業利益との差で財務の重さが分かる。
純利益
税・特別損益まで引いた最終利益。
投資での見方:最終的に株主に帰属する利益。一過性で振れる点に注意。
成長・複利
CAGR
数年ぶんの成長を1年あたりに均した年平均成長率。
投資での見方:売上CAGRとEPS CAGRの差で「成長が1株利益に乗っているか」を見る。
キャッシュ・利益の質
営業で得た現金から設備投資を引いた、株主が自由に使える現金。
投資での見方:会計上の利益より「本当に手元に残る現金」。配当・自社株買い・成長投資の原資。
FCF利回り
FCF ÷ 時価総額。株を丸ごと買ったときの現金利回り。
投資での見方:高いほど株価に対して現金を生む力が強い。マイナスは現金流出=要警戒。
FCFマージン
FCF ÷ 売上。売上のうち自由に使える現金の割合。
投資での見方:高く安定なら現金を生む力が強い事業。
営業CF
本業で実際に出入りした現金(営業キャッシュフロー)。
投資での見方:利益が現金を伴っているかの土台。継続してプラスかを見る。
投資CF
設備投資や買収・売却など投資での現金の出入り。
投資での見方:継続的な設備投資は事業維持の目安。過大な買収は要注意。
財務CF
借入・返済・配当・自社株買いなど資金調達での出入り。
投資での見方:借入依存か、株主還元に回しているかの手掛かり。
営業CF率
営業CF ÷ 売上。売上の何割が営業現金になったか。
投資での見方:高いほど現金化が早い。利益との乖離に注意。
営業CF/純益(現金変換)
会計上の利益がどれだけ現金になっているか(営業CF ÷ 利益)。
投資での見方:1倍前後が健全。継続して低いと利益の質に疑問。
累計営業CF
数年ぶんの営業CFの合計。
投資での見方:一時的な変動をならした「稼ぐ現金の実力」。
アクルーアル比率
会計上の利益とキャッシュのズレの大きさ。
投資での見方:大きくプラスは「利益は出ているが現金が伴わない」=利益の質が低い兆候。
財務の健全性
総資産に占める自己資本の割合。
投資での見方:高いほど財務が頑丈。低いと借入依存で下振れに弱い。
現金から有利子負債を引いた、正味の手元現金(=実質キャッシュ)。
投資での見方:厚いほど手元の純現金が多いことを表す。マイナスは有利子負債が現金を上回る状態。
総資産
会社が持つ資産の合計(現金・売掛金・設備・のれん等)。事業の規模感。
投資での見方:大きさより中身と効率(ROA・総資産回転)で見る。
純資産
総資産から負債を引いた、株主に帰属する部分(=自己資本)。
投資での見方:厚いほど株主に帰属する自己資本が大きい。利益の蓄積で継続的に増えるのが一つの見方。
現金
手元の現金・預金(および現金同等物)。
投資での見方:有利子負債と比べた厚み(ネットキャッシュ)が安全域。
有利子負債
利息のつく借入金・社債の合計。
投資での見方:現金より多いと純有利子負債。少ない/ゼロなら財務は堅い。
流動資産
1年以内に現金化できる資産(現金・売掛金・在庫等)。
投資での見方:流動負債と比べた厚みが短期の支払い余力。
流動負債
1年以内に返す必要のある負債(買掛金・短期借入等)。
投資での見方:流動資産で十分賄えるかが短期の資金繰りの目安。
BPS
1株あたり純資産(純資産 ÷ 発行済株式数)。1株の解散価値の目安。
投資での見方:PBRの分母。継続して増えていれば資本が蓄積している。
流動比率
流動資産 ÷ 流動負債。短期の支払い余力。
投資での見方:低いと短期の資金繰りに弱い。
純負債/EBITDA
純有利子負債が本業の稼ぎ(EBITDA)の何年分か。
投資での見方:低いほど借金の重さが軽い。高いと財務リスク。
インタレストカバレッジ
営業利益が支払利息の何倍か。
投資での見方:高いほど利払い余力がある。低いと金利上昇に弱い。
債務返済年数
今の稼ぐ現金で有利子負債を返すのに要する年数の目安。
投資での見方:短いほど財務が軽い。
維持capex
設備を維持するのに必要な投資額の目安(対 減価償却)。
投資での見方:減価償却を大きく超える投資が続くと現金が残りにくい。
のれん
買収で「相手の純資産より高く払った差額」を資産に計上したもの。
投資での見方:事業が悪化すると減損で自己資本を一気に削る火種になりうる。
減損リスク
のれんや無形資産が、事業悪化時に評価損(減損)を迫られる度合い。
投資での見方:無形が厚い会社ほど、趨勢が崩れたときの自己資本の毀損が大きい。
顧客関連資産
買収で得た顧客基盤などを無形資産に計上したもの。
投資での見方:のれんと同様、事業悪化時に減損で自己資本を削るリスク。
株主還元・希薄化
配当性向
純利益のうち配当に回した割合(%)。
投資での見方:高すぎは無理な配当の恐れ、低いと内部留保重視。
連続増配
配当を連続して増やしてきた年数。
投資での見方:長いほど還元姿勢と収益の安定を示す傾向。
希薄化率
新株発行などで1株の価値が薄まる度合い(%)。
投資での見方:大きいと既存株主の取り分が減る。
1株配当
1株あたりに支払われる配当金。
投資での見方:配当利回りの分子。継続性と増減の推移を見る。
統治(ガバナンス)
政策保有株式
取引維持などの目的で持つ他社株式(純投資以外)。
投資での見方:多いと資本効率を下げ、少数株主への向き合い方の手掛かり。
支配株主
会社を実質的に支配する大株主(親会社や創業家など)。
投資での見方:少数株主の利益と衝突しないか、資本政策の主導権の手掛かり。
市場・流動性
年初来安値・高値
今年に入ってからの最安値と最高値。現在の株価がそのレンジのどこにあるか。
投資での見方:高値圏か安値圏かの位置取りの文脈。割安・割高そのものではない。
β(ベータ)
市場全体の動きに対する、その株の値動きの感応度。
投資での見方:値動きの荒さの目安。売買のシグナルではない。
移動平均(50日/200日)
一定期間の株価の平均をつないだ線。
投資での見方:価格の位置の文脈。売買シグナルではない。
ADV(平均売買代金)
1日に取引される金額の平均。
投資での見方:小さいほど「買いたい時に買えない/売りたい時に売れない」流動性リスク。
平均出来高
1日に売買される株数の平均。
投資での見方:少ないと売買で株価が動きやすい=流動性リスク。
浮動株比率
市場で実際に売買される株の割合(発行済−大株主−自己株)。
投資での見方:薄いと少額の売買で株価が飛びやすい=出入口の狭さ。
浮動株時価
市場で実際に流通する株の時価総額。
投資での見方:小さいほど需給で株価が振れやすい。
機関投資家・内部者 保有
機関投資家と、経営陣など内部者が持つ株の割合。
投資での見方:内部者比率は経営の当事者性、機関比率は需給の手掛かり。
理論株価の手法
理論株価
複数の評価手法(EPV・配当割引・正当PER×正常化益・資産)で出した参考の価値レンジ。
投資での見方:単一の目標株価ではなく「幅」で捉える。前提を変えれば動く。
EPV(企業価値・保守値)
今の利益が成長ゼロで続くと仮定した保守的な価値。
投資での見方:成長を織り込まない下限の目安。安全域の物差し。
配当割引(DDM)
将来の配当を現在価値に割り引いて出す株価。
投資での見方:配当が安定した会社に向く。前提で大きく動く。
正常化EPS×正当PER
平準化した1株利益に妥当な倍率を掛けた参考値。
投資での見方:一過性を除いた「巡航利益」で見る発想。
BPS(1株純資産)
1株あたりの純資産(解散価値の目安)。
投資での見方:株価がこれを大きく割ると資産面の安全域の手掛かり。
NCAV(ネットネット)
流動資産から総負債を引いた、極めて保守的な清算価値。
投資での見方:株価がこれ以下なら資産だけで下値を説明できる領域。
割引率
将来のお金を「今の価値」に引き直す率(要求リターン)。
投資での見方:シミュレーターで上げると将来を厳しく割り引く=理論株価は下がる。安全域を測る物差し。
成長率
利益や配当が将来伸びると見込む年率(永久成長)。
投資での見方:シミュレーターで上げると将来価値が増え理論株価は上がる。ただし割引率を超える前提は使えない。
正当PER
事業の質・成長・金利から見て「妥当」と考えるPER(1株益に何倍まで払えるか)。
投資での見方:シミュレーターで上げると理論株価は上がる。実績PERとの差が期待の織り込み。
正常化EPS
一時的な浮き沈みをならした「平常時の1株利益」。
投資での見方:シミュレーターで上げると理論株価は上がる。単年の特需/特損に振らされないための基準値。
成長考慮(割引)
正常化EPSに成長を織り込んで割り引いた理論株価(EPS×(1+成長率)÷(割引率−成長率))。
投資での見方:割引率>成長率のときだけ成立。成長率が割引率に近いほど値は大きく振れる。
投資の読み方
罠(バリュートラップ)
割安に見えて、実は安いなりの構造的な理由がある状態。
投資での見方:数字だけの割安に飛びつくと嵌る。安さの「理由」を読むのが核心。
安全域
本質的な価値に対して株価が持つ「間違えても損しにくい余裕」。
投資での見方:現金の厚み・資産・稼ぐ力で測る。バリュー投資の背骨。
継続監視
新しい開示が出るたびに仮説(テーゼ)を読み直す、JINGI の監視の仕組み。
投資での見方:一度の分析で終わらせず「テーゼは生きているか」を追い続ける。
このページで使う指標について、何を意味するかと、投資でどう見ればよいかを、なるべくやさしくまとめました。指標名にマウスを重ねる(スマホは指標名をタップ)と、その場で説明が出ます。情報提供であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。

SOURCE / 出典

基本情報・財務・大株主・ガバナンス・開示原文は 金融庁 EDINET(有価証券報告書・EDINETコード E31093)の一次データを構造化。各数値は一次開示で検証できます——上のリンクから EDINET で当社の提出書類を確認できます。本ページは情報提供であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。